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続・室蘭飛行場

国土交通省の地図・空中写真閲覧サービスがいつの間にやらリニュアルしてすごい充実ぶりになっていた。 http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do 1940年代から2000年代まで無料で閲覧できるて、無料でダウンロードできる太っ腹、さらに有料で高解像度版も購入できるようになっている!すごい! それで、室蘭飛行場あたりを、を見てみるとくっきりと映し出されているじゃありませんですか。一番古いのは1944年、さすがに古いだけあってちょと不鮮明、次は48年のものだが、これは、意図的なのかやけにコントラストが強くて肝心の飛行場が真っ白。1961年のものは、かなり鮮明なので、 https://www.cosmos-factory.com/2014/04/室蘭飛行場/ の画像を合成してみたところ、予想よりかなり長いことが判明!どこまでが滑走路部分かははっきりしないが、黒っぽい部分がそうだとすると1000mはゆうに超えているように見えます。550mというのは、情報操作された数値だったのかな?

それとも東側に道路らしき部分が伸びているので、そこは、滑走路ではなく、西側の550m部分が滑走路だったのだろうか。   m0 m1 ↓1944年の画像 m2

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室蘭飛行場

乗り物好きというのは、そのジャンル以外全く興味なしという人と、とにかくあれもこれもと気になるタイプがいるようで、私の場合、後者になるようだ。
室蘭には、室蘭港があり、鉄道は、室蘭本線、室蘭線、あまり知られていないが、札幌へ続く国道36号線は室蘭街道、と、室蘭という名がつく主要交通路があり、室蘭という名はつかないが、道南バスの本社があったりと、乗り物好きには恵まれた環境にあるような無いような(ある、と断言できないのが室蘭のいいところ)、あとは、飛行場があれば、陸海空がそろうのだが…。
かつて室蘭に飛行場があるのは知っていたが、八丁平にあったということだけで、どこにあるのかは定かではなく、なんとか確定してみようと思い立ったもの。ネットで調べると同じようなことを考えている方はいるようで、滑走路の長さが550mという記録があるとか、実際は1000m以上あったとか、諸説あり、はっきりしない。
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私の知る限り唯一の写真をもう一度じっくりみて、特徴的な地形3点に注目。それと、国土交通省の1976年頃の航空写真を見比べると、一致しそうな部分を発見。画像のパースを補正して重ねてみると、ほぼぴったり当てはまるので、これで確定に間違いない!(と思う)1976年頃までは、飛行場に続く道もそのままあったようだ。

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現在のgoogle mapに重ねてみると様子がかなり変わってしまい、ほぼ面影はなくなっているようです。

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ついでに地図と重ねてみると、こんな感じ、最初の写真で、色が少し違う中央部が滑走路だとすると赤で囲んだ部分が滑走路と予測される、550mでもなく、1000m超でもなく、720〜730mほどのように見える。当時の単発機なら、200mくらいで、離発着できたはずなので、550mという資料の数字はあながち間違いではないように思われる。エスケープゾーンも含めると、1000m以上整地されていたのではと思われます。

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当時をしのばせるものは無いとは思うが、もう少し暖かくなったら、歩いてみよう。

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古い建物 その2

室蘭駅を白鳥大橋方面へ数kmのところに、パステルカラーの洒落た建物があるのを室蘭市民なら一度は見かけたがあるのでは無いでしょうか。室蘭市民でなくても、白鳥大橋方面に観光に訪れた方の記憶にも残っていることでしょう。

今は、薄い緑色の姿ですが、その前はクリーム色、薄紫、ピンク色、白…と数年ごとにカラフルに衣替えしていて、市民に親しまれている建物です。

前に塗り替えられたのは、2005年ころで、そろそろ次の色になるのでは…と思っていたら、どうやら、存続の危機にあるそうだ。

この建物、来年100年を迎えるそうで、思いのほか古かった、室蘭の産業史、北海道の産業史的にも重要な役割を担っていた拠点で、石炭が、重要な産業だった頃、室蘭が空知で採れた石炭を流通させる重要拠点だったことを伺い知れるもの。今も三菱系列の会社が所有していて、三菱創業初期の三菱合資会社時代に建てられたそうで、この時代の建物は全国でもここを含めて3カ所くらいしか無いそうだ、三菱さん、保存すべきですよ、どうですか。

お金があれば、買い取ってコスモズファクトリー本社にするんだけど、ちょっとムリ!

取り壊されてコンビニになるのは避けていただきたい。

 

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最近の姿。北西電気の看板が無くなっている。1Fはキャンドルミュージアムになっているので、誰でも入れます。

 

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2005年塗り立てのころ

 

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塗り還る前、クリーム色の頃、その前は薄紫だったような…